4.11. 脳裏に焼き付いた残像

　前節のボレーのチップはおしいのか、からの続きのようなものだが、結構しまったと思うプレーの記憶というのは、その試合中に消える事がないのではないだろうか。というよりも必要以上に意識してしまっている事がないだろうか。
　先ほどのボレーのチップを例にとるなら、クロスに打ったら相手の前衛がボレーにきて、チップされた。この記憶が残ってしまい、次に同じようなボールを打とうとしたら相手の前衛が動いただけでそれをかわそうとしてサイドアウトやネットとかした事がないだろうか。
　試合のスコアシートを記録してもらって後で見てみるとわかると思うが、自分が思っている以上に相手に決められたポイントが少ないというに気が付くと思う。これは自分の中で相手を意識してミスしたものを相手のポイントのように感じているからだと思う。
　本当に相手に決められたポイントは結構少なく、自分達のミスの多さに気が付くはずである。
　アウトやネットは絶対にこちらのポイントにならない。相手の動きがどうあれ、少なくとも相手に触らせて、それで決められたら仕方がないというぐらいでいいと思う。相手がボールに触ればミスする可能性もでてくるのであるから、こちらのポイントになる可能性がある。
　しかしアウトやネットでは絶対にこちらのポイントになる事はない。何％かでもこちらのポイントになる可能性を残すという意味でも、相手の動きを意識してミスするぐらいなら気にせず、自分の思うようにボールを打つようにしよう。
　相手のポイントが1ポイントでもこちらのポイントになったら試合の流れが変わる可能性もあるのだから。

【最短翌日配送】スポーツデポの公式オンラインストアでソフトテニス用具をチェックしよう

ネットでお買い物なら楽天市場

エックスサーバー ロリポップ