あと1点取れば勝ち、1点取られれば負け、でマッチポイントという事だが、特にマッチポイントを取られた時、どのように感じるだろうか?
あと1点取られたら負けだ、と思うのは当たり前の事だと思うが、プレーも消極的になったりしていないだろうか。とにかくマッチポイントという事を意識してしまってプレーが今までと違ってしまうような事はないだろうか。
大事にいこうというのはわからないでもないが、マッチポイント後のワンプレーも試合開始の一番最初のワンプレーも1ポイントには変わりなく、どちらも大事な1ポイントだ。ソフトテニスは野球と違い満塁ホームランのような一発逆転はない。常に1ポイントづつの積み重ねである。
そうは言ってもあと1ポイント取られたら負けるという場面では慎重なプレーになってしまうのも、いたしかたないのかもしれない。
しかしこれはあと1ポイント取られたら負ける、と思うからそうのようなプレーになってしまうのではないだろうか。マッチポイントを相手に握られても負けではない。何回マッチポイントを握られたとしても最後の1ポイントを与えなければ負ける事はない。
そうマッチポイントは相手に何回握られても関係ないのである。極端に言うとマッチポイントはいくらでも相手にあげていいのである。最後の1ポイントを取られなければそれでいい。
つまりマッチポイントは相手に何回握られてもいいのだから意識する必要はないのである。今までと同じようにプレーしてポイントを奪えば、たとえマッチポイントであっても負けはしない。
だからマッチポイントだからといってプレーを変える必要はないのである。とにかくマッチポイントは何回相手に握られてもいいんだ、という気持ちでやっていれば、マッチポイントを握られた状態でも自分のプレーができるようになると思う。
逆に言えば、マッチポイントを握られたらプレーが変わるという事は、1点も相手に取られないようにする事を意識したためにプレーが変わるとしたら、最初から1点も相手に取られないという気持ちでプレーをした方がいいと思う。
プレーを変えて相手からポイントを取れるぐらいなら、もっと早い時点でそのようにプレーを変えて試合をするべきだろう。試してみてほしい。