• 心技体の心に焦点を合わせたソフトテニス論を読んで、ステップアップしよう!!!!

     さて特徴を持つという事は、何が得意かという事になるが、まずはどのようなボールを打てるか。どのコースへ打てるかという事になると思う。
     どのようなボールという点はかなり打ち方の技術的な部分を書かないといけないので、ホームページによる文書の説明では無理がある。
     ここでは後衛が、どのコースを得意にすべきかを考えてみたいと思う。
     打てるコースも、そんなにあるわけではない。

    • 順クロス
    • 逆クロス
    • フォアサイドのストレート
    • バックサイドのストレート

     あとセンタから打つコースもあるが、通常このコースは前衛とのかけひきになり、なかなか前衛の動きを見極めて後衛にスピードボールを打つのは難いので、省く事にする。
     普通に練習、特に後衛の乱打は順クロスで練習するのがもっとも多く、次に逆クロス。サイドでのストレート打ちはほとんどしないのではないかと思う。乱打の時にストレート打ちをやるとしたらセンターでやるケースがほとんどではないだろうか。
     ということは、サイドでのストレート打ちというのは練習でもあまり行われないと思われ、さらにもう二つ特徴がある。

    • バックラインまでの距離が短い
    • 前衛の近くを打たないといけない

     まず距離が短い点について、相手コートのバックラインまでの距離が短いということは、ネットを越えて相手コートに入れるのは、クロスで打つ以上に難しくなるのである。
     そしてもう一つは、前衛のポジション(下図の赤丸の位置)がかなりネットを通過するボールの近くになるので、後衛にとってはかなりプレッシャーを感じならが、サイドのストレート打ち(下図の青線)をしなければならない。

     つまりストレート打ちは、練習量が少なく、クロスよりも距離が短く前衛のポジションがきびしい位置になるので、後衛にとってはかなり打つのが難しいコースだと思う。コントロールよく相手の前衛を見て打たなければいけないという事が要求されるコースである。これは、あくまでも前衛が上図の赤丸の位置に正しくポジションを取ったときの話である。前衛のポジションについては番外編の「コートの7割は前衛」に書いているので、参照してほしい。
     ということは難しいストレート打ちを得意なコースにできれば、かなり他のプレーヤーとは違うテニスができるようになるはずである。クロスの打ち合いではかなわない相手でもストレート打ちの展開にもっていければ、ある程度勝機が見えてくるという事になる。
     でもストレート打ちがそれだけ得意だったらクロスだって得意ではないの? と思われるかもしれないが、やはりコースが違うと各プレーヤーの特徴や性格の差などがあるので、必ずしもクロスも無敵とはいかない。どちらかというとストレート打ちを得意とするという事は、本当に相手プレーヤーよりもストレート打ちがうまいのかどうかという事よりも、心理的に自分は得意であると思える事が重要だと思う。また逆に相手プレーヤーがクロスよりもストレートは苦手だと感じてくれることが、試合中は重要な事だと思う。
     心理的に優位に立てるかどうかという事である。
     ちなみに私は、風上からのストレート打ちが、もっとも自信のあるコースである。風については「3.2. 風は大好き」に書いているので、そちらを参照してほしい。

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