学生時代の練習は、自分自身のための練習もあるが、クラブ活動の場合後輩への指導もあると思う。指導するとき、自分よりもうまい後輩に指導できているだろうか。
後輩に限らず、自分よりもうまいプレーヤーに対して、こうすればよくなるのに、と気が付いたことを言えているだろうか。
なかなか自分よりもうまいと、言うべきことを言えないのではないかと思うのだが、団体戦のことを考えると、当然部員全員がうまくなり、底上げすることでチームとして強くなるのだから、自分よりもうまいプレーヤーに対しても、言うべきことがあるならば、うまかろうが言わなければならない。
でも、自分よりもうまいプレーヤーに意見するということはなかなかできないし、ましてや自分もできていないことを指摘するのは、相手にどう思われるだろうか、と思ってしまうと、言えないのではないかと思う。
でも、少し考え方を変えれば、言うべきことを言えるようになると思っている。それは、自分ができないことを指摘する以上、自分もできるようにならなければならない、と思って指摘した後は練習していくと思えば、あえて言うことで自分自身の練習に対する気構えも変わってくると思う。
どうした方がいいと言った以上、自分もそれができるようになる、という気になれば、相手がうまかろうが指摘することで、自分自身のためにもなるのだから、このように考えれば、うまいプレーヤーや後輩に対しても、言うべきことを言えるようになると思う。
自分ができていなくても、どんどん言って、練習に励んでもらいたい。